初代様の母みよは、神様の言いつけをきちんと守り、毎日、夜中の丑三つ時(午前2時頃)になると、村の明神様へお参りをしました。この日参は、雨の日も、風の日も、雪の日も続けられ、実に40年間の長いあいだ続いたのです。
幼かったころの初代様が、夜中に目をさまし、母と一緒に明神様にお参りに行ったこともありました。そのとき、母は初代様に、
「わたしがこうしておまいりするのは、お前が早く大きくなって、偉い人になれますようにと、神様にお願いしているんだよ。信仰というものは、『お前がこうして、我の所へ参るので道が低くなったよ』と言われるようでなければ、いけないのだよ」
と教えました。
幼かったころの初代様が、夜中に目をさまし、母と一緒に明神様にお参りに行ったこともありました。そのとき、母は初代様に、
「わたしがこうしておまいりするのは、お前が早く大きくなって、偉い人になれますようにと、神様にお願いしているんだよ。信仰というものは、『お前がこうして、我の所へ参るので道が低くなったよ』と言われるようでなければ、いけないのだよ」
と教えました。
- 初代様の誕生
- 神様のご帰天
- 40年続いた、初代様の母みよの日参
- 初代様の幼少時代
- 初代様、13歳で東京へ小僧に
- 五銭のおつり